教科書や専門書を1冊だけ売りたくなったら? 買取り先も解説
教科書や参考書、資格の本や専門書を1冊だけ売りたいときって意外とありますよね。
本を売る方法はいくつか存在しますが、1冊だけの場合はネットでの買取は正直なところ難しいです。
宅配買取では送料がかかる可能性が高いですし、買取サービスによっては「○冊以上」と冊数の少ない買取を受け付けていないからです。
でも、近くにいい買い取り店がないなどでどうしても宅配買取を利用したい場合もあると思います。
ここでは、宅配買取で教科書や専門書などの本を売りたい場合の方法や気をつける点について解説します。
◇理系の本を売るなら◇
1冊を手早く売るなら近くの古本屋へ
先ほども触れたとおり、教科書や専門書が1冊だけであれば、最寄りの古本屋に買取を依頼するのがもっとも良い方法です。
1冊なら運ぶのもそれほど大変ではないので、買取先を比較するための査定もいくつかの場所で取りやすいです。
ただし、店頭だけではありませんが、買取を依頼するときの前提として教科書や専門書といったジャンルの本を買取対象としているところを選んでください。
対象としていない本の場合、どれだけ良い本であっても値段がつかないか10円などの非常に安い価格で買いたたかれてしまいます。
そのため、近くにそのような本を買い取っている店舗がない場合には、宅配買取を利用したほうが高く売りやすいでしょう。
宅配買取なら、全国の買取サービスの中から選べるため、教科書や専門書の買取に力を入れているところを選びやすいです。
特に定価1万円以上などの非常に高い本や、発売から日が浅い(1年以内・最新のものが改訂されていない)ものなら、まわりのお店にお願いするより高値がつく可能性が高いです。
宅配買取で1冊売るときに選ぶべきサービス
以下では教科書などの宅配買取を行っているサービスの中で、本を1冊だけ売りたい場合に買取先として選ぶためのポイントを2つ挙げます。
このどちらかに当てはまる買取先を選んで利用するといいです。
@事前査定で買取価格が分かるところ
宅配買取で本を送るまで買い取り価格が分からないと、気になる買取先でも利用するか迷うと思います。
買取サービスの中には事前査定という実際に宅配買取に出す前に本のおよその買取金額を教えてもらえるサービスがあります。
この事前査定を利用すれば、買取額が分かるだけでなく、ほかの買取先に出してもらった査定額と比較して売るべきか考えることもできるので買取額で失敗せずに本を売りやすいです。
事前査定は、本の実物を見て査定してもらうのではなく、ネットやアプリであなたの本に載っているISBNコード(バーコード)を伝えることで査定金額を知ることができます。
本の査定に使うISBNコード(バーコード)の確認方法について、くわしくは「本の事前査定で必要なISBNコード(バーコード)の確認方法」をご覧ください。
A最低基準価格のあるところ
売りたい本が発行(発売)から新しいのであれば、最低基準価格といって、買い取り価格を初版から3か月、6か月、1年以内などの期限を決めて定価の○%以上と定めているところを選ぶといいです。
期限内の本であれば一律で最低の買取価格が分かるため、送る前に査定ができない場合でも安心して送ることができます。
なお、本の発行日は本の裏表紙をめくった部分に書かれていることが多いので確認してみてください。
教科書などを1冊だけ売るのにおすすめなサービス
実際に利用するといい宅配買取のサービスを探すとなると、ネット上に数多くある中から探すのは一苦労です。
わたしが探した中ではありますが、よいと思った買取先を載せるので参考にしてみてください。
※以下の買取サービスの説明についてはこちらの記事の掲載時の情報になります。
買取査定を依頼する場合には、サービスの内容を確認してからご利用ください。
「BUY王」は、なんと1冊から送料無料です。
買取対象としている本は、英語や専門学校などの教材、資格本、専門書などがあります。
ですが、教科書や専門書が専門というわけではないため、買取金額は専門的に買い取っているところよりも低い可能性があります。
本以外にDVDやゲームなど様々なものを買い取っており、まとめて売ると査定額がアップするので、できればほかに処分したいものがある場合に利用するといいでしょう。
なお、BUY王は宅配買取の「通常買取」を選択の場合のみキャンセルが可能で、キャンセル時の送料はこちらが負担することになる点には注意が必要です。
大学教科書・専門書・医学書の専門買取サイト「専門書アカデミー」
「専門書アカデミー」は、教科書や専門書を専門的に買い取っている買取サービスです。
送料は5冊以上で無料となるので1冊では厳しいですが、いらない本をかき集めて合計5冊以上にして依頼するのも手です。
なお、4冊以下は着払いで送ると買取金額から送料分として500円引かれる仕組みのため、それを分かった上で送ることもできます。
送る前に書き込みや傷みがないか確認しておく
本を買取に出したとき、本の書き込みや傷みは大丈夫と思っていても届いた先で見つかり査定額がガクッと下がることがあります。
以下の写真のように、一部だけにマーカーで線が引かれていても値引きされてしまう場合があります。
買取先によっては多少の書き込みや傷みでは減額しないという所もありますが、しっかりと本の状態をチェックしてから買取りに出すか判断してください。
一般的に、教科書の買取に力を入れているところでは減額がされにくいです。
買い取り価格にかかわる部分なので、買取を頼もうと考えているところでは減額されないかや買取はできるかどうか確認してから査定に出すか決めましょう。
本は思い立ったら早く売ることが大切
本を高く売るなら、思い立ったらすばやく手放すことが大切です。
教科書や専門書などの本は、発行(発売)から1年以内であれば早ければ早いほど高く売れると思っていいでしょう。
卒業のタイミングで手放す人が多いですが、そのタイミングに入ると一気に買取金額が安くなる可能性があるので要注意です。
近くの買い取り店や紹介した買取サービスを利用するなどして、あなたの本を上手に買い取ってもらってください。